こんにちは。静岡県産のおちゃ( @ocha_shizuoka )です。
実は先日、国立科学博物館の特別展「植物〜地球を支える仲間たち〜」に行ってきました!
もちろん私自身感染対策はしましたが、国立科学博物館さんも予約制の導入やアルコール消毒の設置などをしてくださっていました。
この特別展は2021年7月10日から9月20日までの開催となっています。
写真撮影、及びその利用は無償にかぎりOKとのことでしたので、今回は写真を交えつつ振り返っていきたいと思います!
【目次】
かはくに行ってきたよ!
上野公園内に位置する国立科学博物館。
夏休みと言うこともありファミリー層が目立ちましたが、1人できている方やカップルなどもいました。
今回の展示は全て「植物」にまつわるもの。
展示内容は「植物という生き方」「地球にはどんな植物が存在しているか?」「植物の形と成長」「植物はどのように進化してきたか?」「本当は怖い植物たち」「生命の源、光合成」という6つのパートに分かれています。
夏休み期間ということもあってか自由研究に活かせそうなテーマの提示や分かりやすい説明、実物大の模型など、子どもでも飽きずに楽しめる展示となっているように感じました。
またミュージアムショップの手前には植物学の研究者の方へのインタビューパネルもあり、植物に感心のあるお子様にはおすすめです。
このように写真はもちろん、花言葉などのエピソードとともに紹介されていたり…
植物だけでなく、虫なども含めた周辺の生態系の説明もあったり…
Killer Algaに海を支配する突然変異個体(ミュータント)↓
これはなんだか厨二心をくすぐりますね。
毒もあるし、水槽で突如現れて逃げ出して手に負えなくなるとか。
実験中に博士が生み出してしまった人智を超える最強生物感強い。
最強です。
でもこれが日本でも繁殖してしまう可能性があるのは深刻…。
会場全体を通して、実物大の模型の前で記念撮影をしている家族も多かったです。
他にもたくさんの標本や本物の植物が、国内外の様々な博物館から集められて展示されていました。
ぱっと見では標本なのか生きているのかわからない植物もあったのですが、本物の植物には「生きています」という表示をしてくださってあったのもわかりやすくて嬉しかったです。
さて、そんなこんなで楽しみながら歩いていると…
ん?なんか肛門から発芽っていう文字が見えた気が…しなくもない……?
「そんなわけないか」と思いながら通り過ぎようとすると、横にいた子ども連れのお母さんが突然吹き出すじゃないですか。
気になるじゃんか。
いやごめん。見間違えじゃなかった。
めっちゃちゃんと書いてありました。
それは吹き出すよね。
世界最大の種らしいけど、そんなことより形と解説が脳裏に焼き付きます。
もう一つ気になったのはこれら。
なんか名付け安直すぎませんか。
確かに奇想天外は解説読んでも奇想天外な特性だけども。
他にもこんな植物も。
みなさんこの花の名前ご存知ですか?
その名も
ライオン殺し
この可憐な花からは想像もつかない名前です。
でも実を見ると納得かも。
それぞれの針の先にはかえしが付いていて抜けづらい上、針が4つ付いているためどの向きで落ちても一本は針が必ず上を向くそう。
かわいい顔して結構怖い。
ここで私おちゃまるは思いました。
他にもこんなにわかりやすいネーミングの植物あるのかな?
面白い名前の植物
早速調べてみることにしました。
ちなみに植物を含めた生物の和名の付け方に特にルールはないそうですが、特徴や歴史上の人物から名付けることが多いようです。
もし私が新種のミミズ発見したらネミミニミミズって名前つけたいな。
ヘクソカズラ
かわいそうな名前の植物としてあまりに有名なヘクソカズラ。
漢字で書くと屁糞葛。もっとひどい。
調べたところ「別名:サオトメバナ」と書かれていました。
そっちを本名にしてあげてよ。
ブタゴリラ並みにかわいそう。
由来はもちろん葉などの凄まじい悪臭。
といっても私は実際に嗅いだことがないので、ぜひ一度嗅いでみたい気がしなくもないです。
民間療法で薬として使われることもあるそう。
追記(2021/08/19)
先日道端で見つけました!
可愛らしい花をつけていたのですぐわかりましたよ〜。
直接花を近づけても匂いはしませんでしたが、葉をちぎってみると異臭が。
屁糞系の匂いかと言われると違う気もしましたが、たしかに臭かったです。
オオイヌノフグリ
私的そこらへんに生えてるかわいい雑草ランキング上位に君臨するオオイヌノフグリ。
しかし今でも忘れられません。
小学2年生の1学期に担任の先生がオオイヌノフグリの由来を教えてくれた時のことを。
オオイヌ=大きな犬
フグリ =陰嚢
そう
大きな犬のきん○ま
という意味です。
すごくかわいい花なのに…。
ギャップがすごすぎて、小学2年生のおちゃまるは家に帰って飼い犬のを確認しましたもんね。
でも私にはこの花と犬のフグリを結びつけるほどの想像力はありませんでした。
クサノオウ
さて気を取り直して。
これは大好きな本「西の魔女が死んだ」に登場していて知りました。
この植物のおもしろい点は猛毒であると同時に薬にもなるという点。
実は有毒なイメージの植物でも薬として使われているものは多く、人を死に至らせるトリカブトも薬として使われています。
クサノオウは摂取すると昏睡や呼吸麻痺などに陥ります。
まさに「草の王」と呼ぶに相応しい毒性。
一方古くから虫刺されや打撲など、広く活用されてきました。
生薬の王様という意味でもまさに草の王です。
まとめ
とっても素敵な国立科学博物館の特別展から、植物の名前に話題を広げてお送りしました。
特にオオイヌノフグリはかわいそう。あまりにかわいそう。
あんなに可憐な花を見て大きな犬のフグリを思い浮かべた人の想像力は逆に感心します。
身近な植物の名前の由来を調べてみると、新しい発見があるかもしれません。
今週のお題「自由研究」にもおすすめです。
それではみなさん良い夏を〜