こんにちは。静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
みんなー!
トトロに会いたいかーーーーー!!!!!
会いたいと思った人。
きっと私たちは気が合います。
幼少期からトトロが大好きな私はずっとトトロに会いたくてたまりません。
「子供の時にだけあなたに訪れる 不思議な出会い」
とのことですが、まだいけると信じてます。
どこかに子供心があるかぎり大丈夫。
しかし問題はここからです。
トトロと会えたら何しよう?
トトロはコマに乗って空を飛んだりオカリナを吹いたりできるのでぜひ一緒に体験してみたいですが、初対面の人(?)に対してこちらの希望ばかりきいてもらうのは少々気が引けます。
せめて手土産の一つや二つくらい渡したいものです。
そしてせっかく手土産を用意するのだから、どうせなら相手が全力で喜ぶものを渡したい!
相手が喜ぶものを選ぶためには何が必要か。
そう、相手を知ることが大切です。
トトロは謎に包まれています。
残念ながら私の周囲にはトトロとの面会経験を持つ人がいないため、情報源は映画「となりのトトロ」のみ。
しかも彼(?)は私たちに馴染みのある言語を話すことがどうやらできないようなので、外見から彼の趣味嗜好を推測することしかできません。
そこで今回は
生物分類学的な観点から、トトロに渡す手土産の最適解を探します!
まずトトロの分析に入る前に「そもそもトトロは生物なのか」という点を議論する必要がありそうです。
私の答えはNO。トトロはきっと生物ではありません。
トトロに連なる小トトロ、中トトロ、あと特にネコバスは私の知る生物が持っていない特徴を多く持っていますし、物語の雰囲気からもトトロは古くからあの土地に住む森の守り神、もののけ的な存在だと考えます。
でも!手土産を考える時にはそこは考慮しなくていいと思うんだよ!!
人間だって人種は違えど小さい子どもはおもちゃが好きだし、どこの都道府県出身でも大体みんな焼肉とお寿司に連れていくと喜ぶんだ!
若干ステレオタイプ的になってしまうかもしれないけれど、その集団の中に共通する傾向はあるのではないでしょうか?
「もしトトロが肉食獣なのであれば美味しいお肉を持っていけば喜ぶだろうし、鳥類だったら鶏肉とか卵料理は避けたほうがよさそう…。」みたいな配慮ができるはずです。
ということで、彼はきっと生物ではないけれど手土産選びのためにとりあえず生物学的な分類を考えていきます。
この2枚の写真からわかることは
・二足歩行
・尖った爪
・ものをつかむことができる
ということです。
さらに、さつきちゃんとの身長差から大体の大きさがわかります。
さつきは12歳で、12歳の女子生徒の平均身長は約152cmとのことです。
トトロはその2倍はあるので、身長はおよそ3m。
オスのアムールトラの体長と同じくらいなので、アムールトラを縦にした感じです。
わかりずらいですね。
以前モンゴルに行きフタコブラクダに乗った時にその大きさにびっくりしたのですが、そのフタコブラクダでさえ体高2mほど。
この写真がラクダに乗った時のものなのですが、人間と比較してかなり大きいことがわかると思います。
トトロがいきなり現れてあそこまで積極的にコミュニケーションをとれるメイちゃんはすごいというか怖いもの知らずというか…。
誰か知らない人に話しかけられてもついていっちゃダメだよと教えてあげておいてください。
このシーンでは太くて短めのしっぽがあるということと、しっかりとした足があることがわかります。
足があるということから、脊椎動物のうち四肢動物であるということが判明しました。
トトロ、怖いくらいしっかりと歯が生えています。
お肉などを切り裂けるような尖った歯はなく、臼歯がメインとなっています。
どうやら手土産にお肉は避けたほうが良さそうですね。
体毛に覆われており、くちばしもないことから爬虫類、両生類、魚類、鳥類である可能性は低く、哺乳類であると言えそうです。
めいちゃんが「ちょっとそこまで」お散歩に行きトトロに会った時、トトロは眠っていました。
一方日が暮れてからは活動しているシーンが多く存在します。
ここからトトロは夜行性であると言えそうです。
一つ謎なのはトトロの頭部に生えているとっき。
やりの先端のような特異な形をしています。
しかし小・中トトロはツノというより耳に近い形なので、3匹が近縁種だとするとトトロも耳なのでしょう。
さらに作中からわかることとしては
・生息地は山里
・どんぐりが好き(食べ物?)
ということが挙げられます。
生物は 界、門、綱、目、科、属、種 という分類が行われます。
これは進化の過程に則ってできたものらしいのですが、うまく説明できる自信がないので飛ばします。
まずトトロは脊椎動物のうち四肢動物で哺乳動物であるということから
動物界 脊索動物門 哺乳網
になります。
哺乳網はさらに細かく分類されるのですが、その中でも私が似ていると感じたのは食肉目(ネコ目)と霊長目です。
食肉目の特徴の一つに肉を切り取るための歯の存在があるのですが、先ほどみたようにトトロにそのような形状の歯はありません。
霊長目は平爪であることと鎖骨が発達していてものを握れることが特徴だそうです。
トトロは傘を器用に握っていたことからこの特徴に当てはまります。
爪は尖っていますが、原猿類の中には数本の尖った爪を持つものもいるそうです。
ちなみにこの原猿類というのは霊長目の中の分類。
霊長目は原猿類(曲鼻亜目)と真猿類に分かれます。
原猿類は夜行性で四足歩行、太い尻尾が特徴だそう。具体的にはロリスの仲間などがこちらに分類されます。四足歩行以外はトトロにも当てはまりそうです。
真猿類は昼行性だそう。ヒトも含まれるため二足歩行という特徴はこっちが当てはまります。
うーん。
ここまできて行き詰まってしまいました。
霊長目から先の分類ができませんが、とりあえずトトロは動物界脊索動物門哺乳網霊長目の仲間の特徴を持つというところから手土産を考えていくことにしましょう。
手土産と言えばまずは無難に食べて無くなるものから。
霊長類の好物は果実。
庭で果物を栽培している人などはそれを持っていっても良いかもしれません。
自分で栽培した果物を持っていけば「実はそれうちで育ててるんですよ〜。」「娘と育てているんですけど、有機栽培にこだわってましてね。」なんて話を広げるきっかけになるかもしれません。
まぁトトロは日本語を話せないようなので一人語りなのですが。
でもみんな犬とか猫も会話できないけど一方的に話しかけるもんね。
きっとトトロもわかってくれるはずです。
自分で育てていない人は、地元の名産品を送るのも良いかもしれません。
夏だったらサッパリ食べれるフルーツゼリーなどもおすすめかも。
一、トトロに食べ物を渡すときは、話題性のある果物を渡そう
相手の喜ぶものを渡すのもプレゼントの基本。
トトロが好きなものといえばどんぐりです。
最近はメルカリでどんぐりが売られていたりしますが、どうせなら心を込めて自分で探したいところではないでしょうか。
虫が入っていたりもするので、林の中からきらりと光る最高級どんぐりを見つけたいですね。
ちなみにどんぐりの一種であるシイは私たち人間も食べることができます。
縄文時代や弥生時代から食用にしていたそうで、私も小さい頃食べていましたが素朴な味がします。
お手軽なのは炒って食べる方法ですが、調べるとどんぐりクッキーなどお菓子のレシピも出てきます。
どんぐりを探すところから調理まで手間暇かかったものを渡せば、トトロに愛を伝えることができそうです。
二、トトロの好きなどんぐりはひと手間かけて特別感を
プレゼントはものだけではありません。
「体験」や「思い出」も素敵なプレゼントです。
トトロに思い出をプレゼントする際は音楽に関連したものはどうでしょうか?
作品内でも木の上でオカリナを吹いていて音楽への造詣が深いようですし、何より霊長目。手先は器用なはずです。
事前にオカリナで自分の好きな曲を弾けるように練習しておき、トトロに教えてあげるのもいいかもしれませんし、オカリナ以外の簡単な楽器を教えてあげても良いかもしれません。
トトロは爪が長いので弦楽器は難しそうです。
中・小トトロも演奏に参加できそうなパーカッションや、普段から弾き慣れたオカリナに似ているハーモニカなどがいいかも。
三、音楽で通じ合おう
さて、これだけ用意しておけばトトロもきっと喜んでくれるはずです。
いつトトロに出会っても打ち解けることができそうで安心しました。
皆さんもトトロに会う時には今日紹介したようなものをぜひ持っていってみてください。
あっ、あともし連絡先交換したら私にも教えてください!
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千と千尋のハクの正体について考察した記事はこちら。
#今週のお題「自由研究」