【物理から考える】愛犬の振る尻尾で人間は骨折するのか
こんにちは。静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
私の実家では小型犬を二匹飼っています。
先日帰省した際ももちろん犬を吸うなどして犬飼の必須栄養素を摂取してきたのですが、その際一つ疑問に思ったことがあります。
しっぽ、痛くない??
犬を飼っている人なら割と共感していただけると思うのですが、犬が身近な環境に存在しない方もいらっしゃると思うので一応説明を挟みます。
犬は人のように言葉を喋ることはできませんが、非常に感情表現豊かな動物です。目で訴えてきたり、感情によって耳の角度が変わったり、様々な声で吠えたりします。
そんな犬の様々な感情表現に一役買っているのがしっぽの存在です。尻尾の高さや振り方などで自分の感情を伝えてくれます。「尻尾を巻いて逃げる」なんて表現があるように、怖い時は尻尾を足の間に隠すようにする行為などは、尻尾でする感情表現の代表例でしょう。
うちの犬の場合は、最も尻尾を振る瞬間がお散歩の前、もしくは久しぶりに帰ってきた家族と対面する時。それはもうすごいスピードでしっぽをふりふり振り回します。
しかし、その時周囲にいる人はこう思わざるを得ないのです。
いっっっっったぁ
犬の尻尾はたくさんの骨の周りを筋肉で支える構造をとっているため案外硬く、真横で振られた尻尾が当たると結構痛いのです。
そこで私は一つ疑問に思いました。
これ下手したら骨折とかしない…?
どのくらいのスピードで振っている尻尾にぶつかったら私の足は骨折するのだろうか……?
さて、この疑問を解消すべく、今回は運動量の計算を使って検証していきたいと思います!!
<目次>
検証するとはいったものの、私純文系につき、数学や物理が大の苦手です。
そのためネットで調べつつ自分なりに検証してみてはいますが、読者の方でもっと他に良い検証方法を知っている方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひコメントをお願いします!
骨折するために必要な力
人が骨折するためにはどのくらいの力が必要なのでしょうか。
調べてみるとおよそ健康な人では6kN、骨粗鬆症の人では2kNの力がかかると骨折してしまうようです。
1kNが約100kgなので、私が骨折するためには600kgの力が必要ということになります。
ゆっくり力がかかるのか、一気に力がかかるのかなどによって結果は変わってくるようですが、ひとまずは600kgの力を骨折に必要な力だと仮定します。
運動量の計算
それでは早速、犬のしっぽふりふりで600kgの力を生み出すために必要なスピードを計算していきましょう。
運動量は
質量(m)×速度(v)=運動量(kg)
で求めることができます。
犬の尻尾の質量は?
犬のしっぽの重さを測ろうとしたのですが、気持ち悪いのか測らせてもらえず……。
インターネットで調べたものの、犬のしっぽの直接の数値は見つけることができませんでした。
しかし、猿のしっぽの重さが体重の5%との情報を見つけたので、5%で計算してみたいと思います。
うちの犬の体重は約7kg。
7×0.05=0.35
ということで、とりあえず350gということにしておきます。
さぁ、いよいよ計算だ!
それでは350gを先程の運動量の計算に当てはめてみると
600=0.35×v
v=600÷0.35
v=1714.2857…
になります。
350gの尻尾を持つ犬が1714m/sのスピードで尻尾をふると骨折することがわかりました!
わかりやすく時速に直すと、約6170kmです!!
ますますわけわからないスピードですね!!!
一応超大型犬(体重40kg)が骨粗鬆症の人を骨折する場合も計算してみると、
200=2×v
v=200÷2
v=100
で、100m/sが必要になります。
時速に直すと360kmです!
だいぶ数値が減りましたが、どっちにしろ高速を走る車より早くしっぽを振らなければなりません。
結論
犬のしっぽで骨折することは限りなく不可能に近い!!!
愛犬家の皆さん朗報ですよ!!!これで心置きなく愛犬のしっぽに当たることができます。
仮に時速360kmでしっぽを振る犬が現れたとしても、現在の多くの犬と同程度の骨の強度では、どこかに当たった際に先に犬のしっぽが骨折してしまうと考えられます。
ガバガバな設定になってしまいましたが、骨折の心配がないとわかったので今回の記事はここまでです。
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