こんにちは。静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
先日、少し奮発して賃貸でも取り付け可能な食洗機を購入しました。
そこで今回は、実際に食洗機を導入してみてどうだったのか、また、導入に際して課題となる点をどのように解決したのかについてご紹介します。
今回の記事は長くなるため、ぜひ目次から必要なところにとんでお読みください。
<目次>
食洗機に求めた条件
私はメチャメチャ狭いキッチンの1Kに住んでいる大学生です。
もちろんシンクも(よく言えば)コンパクトサイズ。
料理は比較的好きなので基本的に自炊をしているのですが、使った調理器具をシンクにおいておけなかったり、大きめのフライパンや炊飯器の内釜などはシンクが小さすぎて洗いづらかったりすることがストレスでした。
それらのストレスを解消するために食洗機に求めた条件は主に2つです。
まずはタンク式であるということ。
賃貸に住んでいるため、工事不要のタンク式であるということが第一条件でした。
次に安価なモデルであるということ。
大学生でも頑張れば手が届く、具体的には3万円程度のモデルを探しました。
また都内在住で車を持っていないことや、楽天を利用していることから、自宅まで配送してくれてポイントもつく楽天市場で購入可能なものだと嬉しいなとも思っていました。
候補に上がった食洗機3つ
これらの条件を元に探して、候補に上がった食洗機が以下の3つです。
①ラクアmini
この食洗機の魅力はなんといってもその桁違いなコンパクトさ。
幅と奥行きは30cm程度、高さも40cm程度というのは群を抜いた小ささであり、とても魅力的でした。
我が家のキッチンは狭すぎてこのサイズでもシンクの横に置くのは難しかったこと、また食洗機は「大は小を兼ねる」という意見が多かったことから導入を見送りました。
現在はこれより大きいサイズの食洗機を使用していますが、このサイズでは鍋などの調理器具を洗うのは厳しかったかも…と思っています。
1日に何回も食洗機を回すことに抵抗がないという方や、料理はあまりせず、洗うのはお茶碗とコップくらいといった方はこのサイズでも問題ないかと思います。
しかし、私のようなシンクが狭くて洗い物が大変だから食洗機に任せたいといったニーズには合わないかもしれません。
②名前がわからなかったやつ
この食洗機は商品名がわかりませんでした……。ごめんなさい。
この食洗機の利点はなんといっても価格の低さ!
25000円程度で買える商品はあまりなく、初めての食洗機でとりあえず安いものを試してみたいという方にはおすすめです。
③MAXZEN
最終的に私が購入した食洗機になります。
価格も30,000円以下、デザインもシンプルで可愛い、比較的コンパクトな食洗機です。
上記でご紹介した2つの食洗機と比べるとコンパクトさや価格面では劣りますが、この食洗機は給水位置が下で、分岐水栓にすることも可能といった特徴があります。
MAXZEN食洗機レビュー
ここからは1ヶ月ほどMAXZENの食洗機を使ってみた感想を書いていきます。
よかった点
給水位置の位置
この食洗機はタンク式として使った場合の給水位置が下という特徴があります。
購入前は上でも下でも大した差はないだろうと思っていたのですが、今は選ぶなら絶対下だと断言します。
シンクへ排水する場合、食洗機はシンクより高い位置に置かなければなりません。
食洗機の高さはコンパクトなものでも40cmはあり、必要な水の量は6L程度、給水用のカップは大体2L程度の容量はあります。
排水ホースがシンクより少しだけ高くなる位置に置いたとしても、上部給水モデルの場合、それより約40cm高い位置に2kgの水を複数回入れなければならないということです。
身長が高い方や力のある方なら苦にならないかもしれませんが、そうでない方であれば下部給水の方が使いやすいと思います。
分岐水栓にすることも可能
完全にタンク式のものだと、タンクへの給水作業が発生しますが、分岐水栓のものは蛇口をひねるだけで給水が可能なようです。
分岐水栓の設置は難しいものではないため個人でやっている方もいますが、賃貸だと大家さんに許可をとる必要があります。
私は大学生ということもあり、大学卒業のタイミングで引っ越しをする可能性が高いです。
もし引っ越し先が分岐水栓可能な場所であったり、実家に戻ったりした際は利便性の高い分岐水栓に変更したいと考えていました。
この食洗機は分岐水栓でもタンクでも使えるため、分岐水栓にしたくなっても買い替えコストがかかりません。
価格
3万円以下というお安い価格だったのも決め手になりました。
私は楽天お買い物マラソンのタイミングで購入したためポイントバックが大きく、さらにお安く購入できました。
デザイン
食洗機は比較的大きな家電で隠すことが難しく、どうしても目につくところにおくことになってしまいます。
しかし、この食洗機はシンプルでインテリアに馴染むデザイン。高級感あるマットな質感で安っぽさもありません。
凹凸も少なく、汚れてもさっと拭くだけで綺麗になります。
コースも色々
節水洗い、標準洗い、強力洗い、お急ぎ、念入りの豊富な洗浄コースも魅力の一つです。
家にいるときは音が気になるからお急ぎや標準洗い、外出中に使用する場合は時間の必要な節水洗いを使うといったこともできます。
洗剤の入れやすさ
この食洗機には特定の洗剤の投入口があるわけではなく、庫内であればどこに入れても大丈夫。
急いでいるときにも簡単に洗剤を入れることができます。
満水のお知らせ機能
給水の際に満水になると、パネルに満水と表示されるだけでなく、音でもお知らせしてくれます。
わかりやすいお知らせのため、水を入れすぎてあふれてしまうといった心配がありません。
いまいちな点と改善策
音
正直想像したよりも気になりました。
音自体が大きいというより、飛行機が低空飛行しているような独特な低音がします。
最初は寝ている間に使おうと考えていたのですが、私はこの低音が苦手で、食洗機の洗浄が終わるまで眠れませんでした。
1Kのキッチンに設置して扉を閉めてもこれなので、1Rのような居住空間に設置しなければならない間取りでは音が気になるかもしれません。
現在は通学で自宅にいない時間に使用するようすることで解決しました。
排水ホースの吸盤の弱さ
排水ホースに吸盤が付属しており、その吸盤でホースをシンクの内側に固定するようになっています。
しかし吸盤の力が弱く、外出中に使用したらホースが外れてシンクの外に出てしまい、帰宅したら床が一面水浸しだったことがありました。
それ以降はホースの固定方法を変えることでこの問題は解消しています。
やっぱり給水はちょっとめんどい
カップに入れた水を何度も入れるのは、やはり少しめんどくさいです。
手洗いよりも食洗機の方が節水できると耳にすることが多いですが、カップにいれた水を使い切る前に満水になってしまうと残りは捨てることになってしまい、逆に節水できないのではないかという疑問もありました。
そこで現在はキッチンの蛇口に短いホースをつけ、そこから直接給水するようにしています。
コンセントが下がってきてしまう
この機種は全部そうなのか、たまたま私のところに届いた一台のくせなのかはわかりませんが、コンセントを挿しても写真のようにすぐに下がってきてしまいます。
隙間に埃が溜まって火事になる危険性もあるので、なるべくこまめに挿し口をチェックするなどで対策しています。
2022/05/09追記
電源タップの隙間を埋めるアイテムを見つけたので、現在はそれを使用しています。
全く同じものではないのですが、こちらは複数個入っていてお得↓↓
普段電源差しっぱなしのキッチン周りの家電は埃が溜まりやすいので、食洗機に関わらずこちらを使用しておくと火災の防止になります。
ボタンのデザイン
ボタンはタッチパネル式でかっこいいだけでなく、凹凸もないため汚れづらいのですが、何回か押しても反応してくれないことがありました。
普通のボタンなら押せているかは感覚でわかると思うのですが、タッチパネル式だとそれがわかりません。
中の小物を入れるかご
箸などの小物を入れるカゴが付属しているのですが、とても独特な形をしています。
さらにカゴの網目が大きいため、箸が突き抜けてしまうこともありました。
これに関しては箸を上下反対に入れて、太い方が下にくるように置くことで解決できたのですが、置くの独特な形の方に関してはいまだに使いこなせていません。
お手入れが若干わかりにくい
毎日のお手入れとして、ゴミをキャッチするネットの洗浄が説明書にありました。
毎日のお手入れにも関わらずこのネットを取り外しが固く、力が必要です。
なかなか外れないため取り外す場所が違うのかもと思い、別の場所を引っ張って破壊しかけました…。
最初に洗浄する際は少し注意が必要かもしれません。
最近は一回の使用ではそこまで汚れないため、洗浄頻度を落として対応しています。
購入前にネックだった点と解決法
大きな買い物ということもあり、どうせ買うなら失敗したくないと思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは私が購入に際して課題だった点と、その解決策についてご紹介します。
キッチンが狭すぎておく場所がない
単身者向けアパートって使わせる気がないんじゃないかと思うほどキッチン狭いですよね……。
私のキッチンもシンクとコンロの間の調理スペースがほとんどない上、上につり戸棚がついており高さも確保できませんでした。
洗濯機置き場は外
調べてみるとキッチンが狭い方は多く、中には洗濯機置き場で使用しているという方もいらっしゃいました。
洗濯機置き場周辺なら排水も給水も可能でとても魅力的だったのですが、我が家の洗濯機置き場はベランダ。
食洗機本体の劣化への心配もさる事ながら、いちいち調理器具をベランダに運ぶのは手間がかかりすぎると思い断念しました。
リビングに置く…?
居住スペースの窓際においてベランダに排水というパターンも検討したのですが、水を運ぶのが手間だろうと判断してやめました。
実際に使ってみると想像していたより音が大きかったので、どのみち居住スペースに置くのは厳しかったかもしれないと思っています。
解決策
最終的に、冷蔵庫を居住スペースに動かし、冷蔵庫のあったスペースにスチールラックを設置して、レンジと食洗機を置くことにしました。
アース線がない
食洗機はアース線に繋ぐ必要があるのですが、我が家のアース線はキッチンに一つあるのみ。賃貸なのでアースを新しく作ることもできません。
そもそもアースは必要なのか
アースを繋がずに使用している方もいると思うのですが、漏電したときに賃貸なのに火事になるのはちょっとなぁと思いちゃんと繋ぐことにしました。
これも冷蔵庫の設置場所を変えることで、アースに繋げられる場所に食洗機を置くことができました。
コンセントが足りない
アース線が繋げられるコンセントには、差し込み口は2つしかなく、冷蔵庫と電子レンジが挿さっている状態でした。
また居住スペースのコンセントもキッチンから離れたところにしかありません。
延長コードの使用も考えましたが、消費電力の大きな家電を延長コードに繋ぐのはできれば避けたいですよね。
そこでキッチン家電の消費電力量を調べたところ、意外なことに冷蔵庫が群を抜いて少ないことを知りました。
私の使っている冷蔵庫の説明書には「土間などの湿気の多い場所で使用する際はアースを繋ぐこと」とあったため、湿気の少ないアパートの居住空間で使う場合はアース線が必要ないと判明。
結局、冷蔵庫を延長コードに繋ぎ、キッチン側のアース線があるコンセントには電子レンジと食洗機を繋ぐことで、設置が可能となりました。
食洗機導入をおすすめするのはどんな人?
キッチンが狭い人
私と同様に、キッチンが狭すぎてあとで洗いたいものを置いておく場所がない、大きい調理器具が洗いづらい、という方は食洗機を使うことで洗い物のストレスを減らすことができます。
忙しい人
忙しくて帰宅後は洗い物なんかせずに寝たいといった需要にも食洗機は応えてくれます。
自宅にいない時間も有効活用して家事を行うことで、自由に使える時間が増えますよ!
自炊をする人・節約したい人
自炊をする人や節約を考えている人にもおすすめです。
確かに食洗機は初期費用がかかりますが、手洗いよりも節水効果が高く、水道代の節約につながります。
特に自炊をする人は洗い物も多くなりがちなため、より節水効果を感じられるかもしれません。
これから自炊を始めて食費を節約したい人にとっても、面倒な洗い物の作業を少しでも減らすことで自炊を継続しやすくなったり、自炊にチャレンジしやすくなったりするというメリットもあります。
まとめ
別に一人分の食器なら洗ったほうが早いといった意見もありますが、大きめの調理器具もなんなく洗えることや、なるべく洗い物を減らす工夫をせずに料理に集中できることは日々のちょっとしたストレスを減らしてくれます。
QOLを上げたいと思っている人にはぜひおすすめしたい家電です。
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