全ての食料をトクホにして罪悪感なく食べたい
こんにちは。静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
先日、母がこんなものを飲んでいるのを見つけました。
これはいわゆる「トクホ」の飲料です。母なりに健康に気を使っているのでしょう。
しかし私は母が直前に焼肉を食べていたのを知っています。正直、こいつにお腹いっぱいの焼肉を打ち消すほどの力があるとは思えません。
そもそもトクホの商品はどれほどの効果があるのでしょうか?
トクホの正式名称は特定保健用食品。
食品の中に健康食品(定義はない)があり、さらにその中に認証が必要な保健機能食品なるものがあります。栄養機能食品・機能性表示食品もここに含まれますが、これらはマークがない点や届出制度・規格基準型を採用しているという点で異なります。特定保健用食品は、消費者庁が特定の健康目的のために一定の効果が期待できると判断すると許可を出しているようです。
おそらくトクホ食品の多くが「〜を助ける」や「〜が気になる方に」のような若干曖昧な書き方をしているからくりはこの辺にありそう。
てことは!やっぱり半分自己満足のためにトクホを選んでいるのでは!?
しっかりと本来の目的のためにトクホを選択しているかたもいらっしゃるとは思いますが、少なくとも私にとってのトクホの真の目的は「健康を意識している」という免罪符を得ることな気がしてきました。
なんならトクホについて調べていたらお腹が空いてきた気もします。
早速トクホ商品の「なんかトクホを選んでおけばとりあえず食べても大丈夫な気がする」という偉大な力を利用して、今日も元気にカロリーを摂取していきたいと思います。
まずは全ての食品に「トクホ感」を与えられるアイテムを制作していきます。
できました。
深夜に作ったためクオリティは低いですがよしとします。なぜならこれを許可する権限をもつのは消費者庁ではなく私だからです。
なんとこれを切って貼り付けるだけで完成。早速試してみると...
Before
牛さんが生んだ偉大なカロリー「チーズ」も
After
一瞬にしてトクホっぽくなります!
これならどれだけかけても大丈夫!!
どんどんいきましょう。
続いてはこちら。
「株式会社塩分過多」代表取締役兼CEOの緑のたぬきさんです。
しかし彼もすこし「ぽい」マークをつけるだけで...
急に攻撃力がゼロに。
ちょっと危ない成分が入っているのではないかと勘繰ってしまうようなヒトマークですが、それを打ち消すほどの健康志向感があります。
ありふれたゆで卵だって
この差です!
なんならゆで卵は元から別に不健康じゃない!でもさらに健康的なものを食べてる気がしてくる気がしなくもない!!
圧倒的に殻剥きがめんどくさくなるのですが、この際そこは目を瞑りましょう。
デザートだってこの通り。
よく見ると健康志向のかけらもないことを言っているのですが、一見しただけでは気づかないはずです。
思い込みの力は偉大。トクホ版プラシーボ効果が期待できそうです。
最後はこちら。
開けるだけという手軽さ、おつまみにもってこいの味、プロによる盛り付け写真など、その存在全てが肥満へと誘っているかのようです。
しかしトクホっぽいマークを手に入れた今の私は無敵。
この程度の敵は紙を貼るだけで...
こうです!
全面に押し出されたあまりよく知らないけど体に良さそうなカタカナの成分が、消費者の罪悪感を消していきます。
むしろ「母の愛」なんて書かれてしまっては食べなければ失礼と感じるほどです。
もちろんこんな成分存在しませんが、多くの人がお袋の味を求めるのは母親の料理には愛がたっぷり配合されているからでしょう。きっと。
翌日両親に感想を聞いてみました。
父:「もともと卵の殻剥きにくくてイライラするのにさらに剥きにくい。」
母:「わざわざ作ったの!?馬鹿じゃないの?」
それでは最後にイーロンマスクの言葉を紹介しましょう。
Failure is an option here.
If things are not failing, you are not innovating enough.
失敗は一つの選択肢にすぎない。
もし失敗しないのであれば、あなたは十分に創造的でないということだ。
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