こんにちは。静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
私は3冊の参考書で共通テストを利用して上智大学に合格しました。
私の受験遍歴について興味のある方はこちらをどうぞ↓
漢文は共通テストの国語では4分の1の配点をもつものの、2次試験では出題しない大学も多く、なかなか学習に身が入らないこともあると思います。
しかし、一問の配点が高いため得意科目にすれば共通テストには活かせます。
そして共通テストである程度点が取れれば共通テスト利用で受験できるため、受験時の身体的・経済的負担が減ります。
今回は私が実際に使っていた漢文の参考書を使用時期やおすすめポイントとともに紹介するので、ぜひ漢文の学習に役立てて下さい!
【目次】
基礎〜|精説漢文
使用時期:なるべく早く〜最後まで
漢文独特の句形・語句を覚えていないと漢文には太刀打ちできません。
この本は私の所属していた高校で全員が使用するものだったので使い始めたのですが、基礎的な句形・語句を覚えるためには非常に適していると思います。
基礎編、句形編、語彙編、入試編からなっており、それぞれのパートの私のおすすめポイントは以下のようになっています。
基礎編|基礎がとても丁寧
まさかの「なぜ漢文を学ぶのか」から始まる丁寧さ。
再読文字などの漢文を解くためのはじめの一歩を丁寧に解説しています。
句形編|暗記だけじゃない情報量
返り点の位置、読み、意味だけでなく、例文やその矩形に使われている漢字の主な読みなど、様々な情報が一元化されています。
「疑問と反語の見分け方」など、つまずきやすいポイントはそれぞれ解説コーナーが組まれた上で例題に取り組める構成になっており、スムーズなステップアップが可能。
余分な挫折感を味わう必要がありません。
語彙編|124語という豊富さ
重要レベルによって分けられている部分と、「複合語」「漢文常識語」などのジャンルによって分けられている部分があります。
語彙について覚える時もレベル分けによって効率的に覚えやすいことに加え、「これってどういう意味だっけ?」と後から疑問に思った時も検索しやすい構成だと感じました。
入試編|これ一冊で実践まで
薄いからと侮るなかれ。
なんと学んだ知識を定着できるアウトプットパートもついています!
「基礎知識はある程度定着してきたけど、実際に過去問を解くとあまり点が取れない……。」という悩みに応える、インプットと実践の間に位置する問題が集められています。
初期はその日学習した句形・語彙に関連する部分を解いて定着度テストのように使うも良し、基礎知識を全て入れてから苦手な分野のチェック・総合チェックのように使っても良し、入試直前に最終ミニテストとして使っても良し。
使い勝手が良い難易度や分野の問題がそろっていると思います。
共通テスト|マーク式基礎問題集 漢文
使用時期:夏休みごろor冬休み
共通テスト独特の型というか、「同じ漢文でもこういう視点からの問題を出してくるのね。」という点の理解に使えます。
おすすめの使用時期は夏休み、もしくは冬休み。
精説漢文を何周かして、「実際に出る問題にチャレンジしてみたい!でも漢文道場は少し難しいかな……。」という場合は夏休みの使用がおすすめ。
一方で共通テストの得点を伸ばしたい場合は直前の冬休みの使用がおすすめです。
得意科目へ|Z会 漢文道場
使用時期:夏休み〜
共通テストで漢文を安定的な得点源にしたい人、2次試験で漢文が出題される方におすすめなのがこの参考書。
問題編と同じくらい豊富な量の解答編が付属しているのがポイントで、さらっと何回も解くというよりはじっくり解答と向き合って理解を深めていくような使い方をしたい一冊です。
基礎から応用まで、比較的広い範囲の問題が収録されているため、夏休みごろから手の届く範囲で取り組むと良いと思います。
漢文を得点源に!
高校の漢文の課題をしっかりとこなしつつ、この3冊を使えばある程度まで漢文が解けるようになると思います。
「古文でもいっぱいいっぱいなのに漢文なんて……。」と思うかもしれませんが、読めるようになってくると案外楽しいものです。
ぜひこの記事を参考に、漢文を得点源にしてみてください!
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